Michael Burks
1959年、Michael Burksがまだわずか 2才のときに、その当時は( 1953年から) Milwaukeeの製鉄所で働いていた父の Frederickに、小さいながらも実際に弾くことが出来る「ちびギター」を買ってもらいました。( Frederick Burksは Milwaukee時代、ブルース・バンドでベースを弾いていたらしいです)その父がつきっきりで教えた甲斐があって、父のマネをしてベ-ス・ラインを弾くなど、ものスゴい勢いで上達!(また彼が 5才のころには、「俺が仕事から帰ってくるまでに、この曲をマスター出来てたら 1ドルやろう」というふうに宿題を出していったみたいで、こりゃカンゼンに英才教育ですね)なんと 6才の時には一時里帰りした Arkansas州の田舎で初ギグもこなしたそうですからスゴい!

しかし、その父が 1970年代の初めに製鉄所での事故で手を怪我してしまい、仕事をリストラされたのを機会に一家は Milwaukeeに行く前に住んでいた由縁の地、Arkansas州 Camdenに移ります。
アコースティックでデルタ・ブルースを弾き語りしていた、と言う祖父の Joe Burks(多才なひとで、床屋、大工、航空機整備士でもあったと!)をはじめ、家族が協力して Camdenに the Bradley Ferry Country Clubという名前のキャパおよそ 300、というジューク・ジョイントを「自力で(!)」作りました。
Michaelはとーぜんこの店に木曜から土曜までの毎晩出演して、いつしかハウス・バンドのような形態をとるようになり、Johnny Taylorや O.V.Wrightなどの単身で訪れるシンガーのバッキングも務めるようになったそうでございます。

ただし、この the Bradley Ferry Country Clubは 1980年代半ばで閉めてしまうこととなり、そこからは、お馴染みの Day Job( Lockheed-Martin)の技術者としてミサイル部品の組み立て作業に従事していたそうですが、1994年にはやはりムシがうずいて(?)新しいバンドを結成し、地元のクラブや周辺のフェスティヴァルに参加するようになりました。
やがて、彼のアクトは次第に知られて行き、時にはフロリダから、またあるときはキャリフォルニアからもオファーが来るようになります。
さいわい上司がブルース好きだったこともあって(!)、ツアーに必要な休暇を与えてくれた、といいます。

ところで、ある資料によれば、1990年代中頃に彼が Atlantaに足を伸ばし、そこで Chick Willis( Robert L.Willis、1934年 9月29日 Georgia州 Cabiness生まれ。1972年の最大のヒットStoop Down Baby, Let's Your Daddy See で知られる。1928年 1月31日 Georgia州 Atlanta生まれの Chuck Willisのいとこで、その 1954年のツアーに運転手、シンガーかつギタリストとして加わる。1956年、初レコーディング)とジャム・セッションを持ったことで、さらにブルースに傾倒してゆくようになった。としているものがあります。
もちろん、そのような外的なシゲキを否定するワケではありませんが、むしろ、祖父や父の影響の方が大きいのでは?っちゅう気がしますねえ、ワタシゃ。

ま、それはともかくとして、バンドでの活動も順調になってきた Michael Burksは、1997年にインディー・レーベルからついに念願の初アルバム、From the Inside Outをリリースし、それは Blues Beat Magazineの Best Recordings of the Yearに、Michael Burks自身も Living Bluesの the Best Debuts of the Yearに、Blues Beat Magazineでは the Newcomer Artist of the Yearに選定されました(このジャケットでは Gibson ES 335TDを構えてます)。
さらに 2000年の Chicago Blues Festivalに出演し、そこで彼を見た Alligatorの Bruce Iglauerはすぐに彼を獲得し、その結果リリースされたのが Make It Rainで、これにより彼の存在は全国的に認知されるようになります。

そして 2003年にリリースされた最新のアルバムが I Smell Smoke( Alligator ALCD-4892)で、なかにゃあ「やや単調」とか「もうひとひねり欲しい」なんて声もあるようですが、まだ 50前ですからね。さらに精進を期待いたしましょ。

・・・ という期待もあったのですが、2012年 5月 6日、ヨーロッパ・ツアーのイタリアでの日程を終えて帰国した Michael Burks は Atlanta の空港で倒れ、急遽、病院に搬送されたのですが、蘇生させることは不可能だったそうです。
まだ 54歳でした・・・



reserched by Othum: Blues After Dark


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by blues-data | 2005-09-20 19:21

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