Rockin’ Dopsie
Rockin’ Dopsieこと Alton Joseph Rubin Seniorは、ルイジアナ州の Lafayetteに近い小さな町、Carencroで、1932年 2月10日に生まれました。彼の父は週末など、ハウス・パーテイでアコーディオンを弾いていたようで、時々彼も連れていったようです。面白いことに彼もまた自分の息子をライヴに連れてきてたようで、その息子、Dwayne Dopsieこと Anthony Rubinも父の跡を継いで Rockin’ Dopsie Jr.となって行くんですから「Rubin家の掟(?)」おそるべし。

14才になった時、父は彼に小さなアコーディオンをくれました。左利きなのに、それは右利き用だったんで、以来、彼は上下逆さまにして弾くようになったのです。ま、それもあって「教えようがない」とでも思ったのでしょうか、父から教わらずに、弾き方は自分で覚えろ、ってワケで、どうやら彼はラジオから流れて来る曲に合わせて弾くことでどんどん上達し、その父を凌ぐ腕前になるのに、そんなにかからなかったそうでございます。
1950年代に入ると、イトコでラブ(ラ「ヴ」じゃないぞ)・ボード奏者の Chester Zenoと一緒に Lafayetteに出てブルース・クラブなどで演奏するようになりました。このころの彼は煉瓦あるいは漆喰を運ぶシゴトに就いていたようです。

彼はまたダンスにも才能があったらしく、そのせいか、シカゴから来たダンサーから「Dopsie(Doopsieと綴ったりもしてますが)」って名前をパク・・・うっぷす、いただいてるよーでげす。やがて、彼のステージでのハジケっぷりから、その前に「Rockin’」がつくようになり、そこで「Rockin’ Dopsie」っちゅうステージ・ネームが完成したワケですなあ。
一方、バンドのほうは「the Twisters」だったり「the Cajun Twisters」だったり、このアルバム、Sonet SNTF 718(アナログ・ディスクだよん)のジャケ写のバンド・ワゴンには、どー変わってもいーように(かどうかは「?」だけど)カンタンに「and His Band」と書かれてます。
1950年代から1960年代を通して、マイナーな独立系レーベルに吹き込みも経験してたよーですが、彼が世に出ることとなったのは、1976年の the New Orleans Jazz and Heritage Festivalに出演(他に Lightnin’ Hopkinsや Professor Longhairなども出てます)したことがキッカケとなって、スエーデン資本のレコード会社 Sonet(プロバイダじゃないぞう)と契約が成立し、同年ルイジアナ州の Baton Rougeの Deep South Studioで録音され、イギリスでは Pye Recordsから配給されたこの『Doin’ The Zydeco』によるものです。
ま、そんな背景ですから、やはり、それまでザディコを聴いたことないヨーロッパの聴衆を念頭に置いた作りとなっているのはしゃーないんでしょね。

ま、それはともかく、1979年、1980年と連続でヨーロッパに渡り、そっち方面では広く知られる存在になってはいたようですが、ことアメリカ国内では、1985年に Paul Simonのアルバム Gracelandの録音に参加したことでやっとブレイクした、と言えるのかもしれません。それからはシンディ・ローパーやディランと共演したりスーパー・ボウルのハーフ・タイム・ショーに出たり、Louisiana Community CoffeeのテレビCMにも出演し、映画(Delta Heat)にまで出てるんですねえ。

そのバンドには、やがて息子も加わるようになり、三男の Davidが Washboard、次男の Altonが Drumsとして共演することとなりました。四男の Anthony(Dwayne Dopsie)によれば、彼は1970年代からずっと、パール・レッドの、ベースボタンが12個、トレブルキーが31個のアコーディオンを使っていたようですが、後期には同じパール・レッドながら、 80ベースボタン、37トレブルボタンのも使っていたようです。
その Rockin’ Dopsieは1993年の 8月26日に死んでしまいましたが、ほぼ 4年後に、四男の Anthonyのアコーディオンをフロントに、Dwayne Dopsie and The Zydeco Sont Pas Saleというザディコのバンドを結成して跡を継いでいます。なお、このバンドは後に改名し、Rockin’ Dopsie Junior and the Zydeco Twistersとなりました。いまや、ファン・クラブのサイトもありますので、キョーミがおありの方は覗いてみてくさい。

http://www.neworleansproducts.com/fanclub_dopsie/dopsieabout.htm



reserched by Othum: Blues After Dark


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by blues-data | 2005-11-05 22:25

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