Jim Jackson
Jim Jackson ─ おそらく 1884年の生まれ。
Mississippi州の、Memphisから 20マイルほど南の Hernandoという小さな町の農園で育ったようです。
彼のギターは父から教わったようですが、Frank Stokesからも影響を受けているとされています。
1905年にはシンガー、ダンサー、そしてギター・プレイヤーとして medicine showに雇われました。当時の medicine showは色々なエンターテイナーを雇い入れ、テントやワゴン(「フィフィ空を行く」でサーカスのメンメンが暮らしてたのがそれですねえ。え?選ぶ映画がコア過ぎる?)で生活をしつつ、各地を旅して、アルコール・ベースの強壮薬みたいなドリンクを売るためのショウをして歩くものです。
1912年にはそこ以外にも Gus Cannonの Cannon's Jug Stompersで演奏したり、Hernando在住の相棒 Robert Wilkinsとも演奏をしたりしています。
1915年からは the Silas Green Minstrels、あるいは the Rabbit Foot Minstrelsといった「ミンストレル・ショー」、さらに the Abbey Sutton showなどに参加し各地を巡っていました。

彼の持ち歌は何百曲もあったそうですが、それはブルースだけではなく、バラッドやヴォードヴィルなど様々な内容だったようで、ブルースでは、「ごく初期の」プリミティヴなものが主流だったと言われております。
旅に出ていないときには Memphisの Beale Streetあたりに出没し、前述の Gus Cannonを始めとして、Furry Lewisや、後に Memphis Jug Bandのギタリストとなる Will Shadeとも一緒に演奏をしていました。
またクラブでは Pee Wee'sや Big Grundy's、そして時には the Monarch Clubにも出演しています。

1927年にはタレント・スカウトの目にとまり、Paramount Recordと契約が成立しました。
ただ、これをまとめたスカウトの H.C. Speirがその契約を Vocalion labelに「転売」してしまう・・・
結局、彼は1927年10月10日シカゴで、有名な Jim Jackson's Kansas City Blues, Parts 1 & 2を吹き込んでいます。それは同年12月にリリースされ、大ヒットとなりました。
Vocalionはとーぜん年が明けてスグ Kansas City Blues, Parts 3 & 4他、全10曲を吹き込ませています。
おかげで、もう有名になった Jim Jacksonは、Memphisに居を構え、Victorなどが「出向いてくる」フィールド・レコーディングに神輿を上げるっちゅー活動になったようでございます。
その時期のヒットは I'm Wild About My Lovin'など。
ただし、基本的に彼のスタイルは前世紀的なところがあり、新しいブルースとは異なった風合いを持ったものです。
1929年には映画 Hallelujah! にも出演し、勢いがつきかけたところに「大恐慌」が到来し、それも失速してしまったのでした。
彼の最後の録音は 1930年の 2月ですが、やがて故郷の Hernandoに戻り、ふたたびショーで各地を訪れたり、時には Memphisでも演奏をしたりしていたようですが、1937年には、Hernandoで死亡しています。



reserched by Othum: Blues After Dark


[PR]
by blues-data | 2005-11-17 21:34

[ BACK to BIO-INDEX ]