Barkin' Bill Smith
Bill Smith(うう、Barkin'が無いと、メッチャ地味な、ホントにドコにでもありそな名前なのねん。Billって Williamの愛称でしたっけか?遠い記憶の彼方に、なんだかそんなふーなことが見え隠れしてるんだけど、さだかではございません)は 1928年 8月18日、Mississippi州 Clevelandで生まれております。最終的に( 1958年とされる)は Chicagoの West-sideのバー(あ、これは修辞的ヒョーゲンでございまして、言葉どおりにとっちゃダメざんす)に辿り着くのでございますが、それ以前、1940年代あたりに St. Louisでもいささか定住しておったようで、その縁で St. Louis Blues And Jazz Hall Of Fameにもミゴト殿堂入りをはたしております。また一部の資料では Chicagoの前に Detroitにもいた、となっておりますが、元々あまりしっかりした Biographyも無いようなので、確認いたしておりません。

ひとによっては彼のブルースに Percy Mayfieldや Big Joe Turnerの影響を視たりもしているようですが、むしろ Chicagoでの行動範囲から Homesick Jamesや Otis Rushとの関連をメインとする見方もあるようです。先日、某板でも話題になっておりましたが、ブルースマン相互の影響の与え(&受け)合いってのはかなりなものがあったようで、それが「あの曲はホントは俺が作ったんだ」とか、「いや、君たちは俺がパクったと言うけど、どっちが先ってことじゃあないんだよ」みたいな「オリジナル神話(?)」の混乱を招いておるようです。
で、普通なら本人の証言ってのがイチバン信憑性がありそうなもんですが、どっこい、ことブルースマンに限っちゃあ、本人の記憶自体が「経年変化」によって都合よく「歪曲」されちゃう、なんてのがザラでございますからねー。本人が言うんだからマチガイ無い、なんてスタンスでは真相から遠ざかる一方、なんてことになりかねません。

その Barkin' Bill Smithですが 1994年の彼自身のブレイク・スルーともなったアルバム『Gotcha 』レコーディングの後、膵臓ガンと診断され、彼を慕う、あるいは彼と親しくしていたブルースマンたちが、その闘病生活を支えるために 2000年 2月6日に Chicagoの Buddy Guy's Legendsにおいてチャリティのブルース・ショーを開催し、それに賛同して参加したミュージシャンってのがスゴい!Nick Moss & Fliptops、Rockin' Johnny Band、Joe Moss Band、Billy Flynn、Willie Kent、そしてとーぜん Buddy Guy、Willie 'Big Eyes' Smith、Eddie Taylor Jr.、James Wheeler、Ronnie Baker Brooks、Little Arthur Duncan、Frank Bang、Rob Stone、the Mighty Blue Kingsの Jerryと Gareth、Twist Turner、Tail Dragger、Barrelhouse Chuck、Harlan Terson、Dave Clark、Donny Nichilo、Scott Dirks、Mike Sharf、Wailin' Walter、Dave Rice、Steve Cushing、Harmonica Todd、Larry Taylor、Giles Corey、Daryl Coutts、Dan Bellini、Armando Cortez、Mark Fornek、John Brumback、Elmo Bliss、Mr. H、Dave Katzman、Mike Bourne、Joe Campagna、Dave Gonzalas、Moonshine Kate・・・この時の収益は Delmarkの Doug Engle(alt. Engel)がとりまとめて彼の治療費として活用されたのですが、その協力もむなしく 2000年の 4月24日、Barkin' Bill Smithは還らぬひととなってしまいました。
それにしても、これだけのミュージシャンを集めた彼の「人望」、凄いですね。
by blues-data | 2005-09-02 17:07

[ BACK to BIO-INDEX ]