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Bo Carter
Bo Carterという名前ですが、本名はまったく違ってて、Armenter Chatmonです。
Chatmonときたら、そう、4月30日付の The Beale Street Sheiksのとこに出て来た、あの Chatmon一家、つまり Mississippi Sheiksの母体である Chatmon Strings Bandという一連の音楽活動で名を成した有名な家系の出なのでございますよ。
1893年 3月21日、Mississippi州 Hinds Countyの Boltonで生まれています。1897年生まれの Sam Chatmonは弟、ということになりますが、その間にも別な弟がいた可能性もありそう?なお、上には 1888年生まれの双子の兄、Lonnieと Laurieがいます。
Samと Lonnie、そして Lonnieの友人のギタリスト Walter Vinsonとで結成したのが有名な Mississippi Sheiksでした。

Armenter Chatmonの方はその The Mississippi Sheiksにギターや時としてヴァイオリンで参加していたこともあるようですが、そのバンド以前に(彼が 1928年、Mississippi Sheiksの方は 1930年が初録音)既にレコーディングも経験しており、一人で充分やって行けたせいもあるのでしょうが、個人としての活動に専念していきます。
Cigaret BluesばかりかBanana In Your Fruit Basket とか、Please Warm My Weiner なんてそっち系のネタばっかしが「好きモノ」の話題になりがちですが、やはり、彼の音楽的な豊かさも味わっていただきたいものでございますねえ。

彼が使っていたギターは Nationalの Style Nというモデルと、Style 4 'Tri-plate'(ん?Tri-plate?どっかで書いたぞう・・・ Let's検索!・・・あった!Oscar Woodsだ!Tampa Redも使ってたそうです)で、初めてのレコーディングは New Orleansで Brunswick Recordsに行いました。その後 Mississippi Sheiksでも Okehや Bluebirdにも録音を経験していますが、1930年代末には健康を害し、彼の視力はほとんど失われてしまっていたらしく、それによってミュージシャンとしての生活も終焉を迎えたようです。

それ以降、メンフィスに引き篭っていたようですが、資料によっては「困窮の中で死んだ」としているものもあります。1964年 9月21日、脳溢血でした。



reserched by Othum: Blues After Dark


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by blues-data | 2005-09-02 22:19

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