Hop Wilson
『もし今、ヒューストンのダウリング・ストリートを流してみれば、かってのブルース・ラウンジが、あるものは都市再開発のために、あるいはただ単に経営不振でたたまれたりして、どれも姿を消してしまっているのに気付くでしょう。
ライトニン・ホプキンスや、ジュークボーイ・ボナー、ホップ・ウィルソンたちが出演していた、20年ほど前の黄金の日々の Shady’s Playhouseは、もはや記憶の中にしかない。・・・』
このような書き出しで始まる Hop Wilson & His Buddies『STEEL GUITAR FLASH!』のライナー(by Ray Topping 1988)。
それによれば、Hop Wilsonは Houstonから100マイルほど北上した、Texas州 Grapelandで、1927年(ktateさんのブルース人名辞典では、1921年となっています。このヘンを問い合わせてみたところ、『シェルドン・ハリスの "Blues Who’s Who"、レコード・インフォーメーション・サービスの "Blues Record 1943−70"とも、1921年4月27日としています』とのことで、ここでは一応、Ray Toppingの「説」をとっておきますが、1921年という線も考慮しておいてください。他に Temple of Blues: http://www.templeofblues.com/cgi-bin/agora/ultimatebb.cgi?ubb=calendar&date=2452392 では 1927年説。さらに Goldband: http://docsouth.unc.edu/sfc/goldband/artists/hop_wilson/でも 1927年としています) 4月27日に生まれています。本名は Harding Wilson。
両親を入れて15人の大家族はほど近い Crockettに引越し、この頃にはハープを吹いていたようで、それがナマってハープ→ホップとなったとか。
当時のテキサス東部は豊かなブルースの遺産にめぐまれており、そんな中で Blind Lemonや、白人音楽のヒルビリーやウェスタン・スウィングに触れ、次第にスティール・ギターによるブルースへとシフトしていったようで、彼が最初にスティール・ギターを兄から譲ってもらったのは12才の時でした。

1946年に軍役から Crockettに帰って来て、’50年代に入るとすでにミュージシャンとして生計を立てていたそうですが、1949年に Louisiana州から Houstonに移ってきていたドラマーでシンガーでもある King Ivory Lee(1931年9月13日、Louisiana州 Washington生まれ。本名 Ivory Lee Semien)のバンドに参加しています。
この頃(正確には1958年に入ってすぐ)、Hop Wilsonと King Ivory Leeは、Mercuryや Chessともルートを持ち、熱心に「素材」のサーチをしていたヒューストンの Steve Poncioの薦めで、Goldband Recordsに送り込まれました。
この時に録られたのが、インストの「Chiken Stuff」(Goldband 1071)で、ACE CDCHD 240に収録されてます(別テイクも入ってる!)。

’70年代の初頭まではあまりすぐれない健康をおして数々のギグもこなしていましたが、1975年8月27日、入院先のヒューストンの復員軍人援護局病院で(おそらく「脳炎」で)死亡しました。彼は、その故郷、Grapelandの Mount. Sion墓地に眠っています。



reserched by Othum: Blues After Dark


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by blues-data | 2005-09-07 23:35

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