Jimmy Johnson - 2
こちらの Jimmy Johnsonは、有名な Muscle Shoals Rhythm sectionの一員であり、デュアン・オールマンや(ややこしいことに、こちらも)Otis Rushとも共演したギタリスト、あるいはプロデューサーとして、30年以上にわたって数々のアーティストにかかわり、Muscle Shoalsをアメリカ国内における「特別な場所」に押し上げた功労者でございます。
Alabama州で生まれ、Florence付近で成長した Jimmy Johnsonは10代で Rick Hallの FAMEスタジオに興味を持ち、当時まだドラッグ・ストアの 2階にあって、往復 2トラックというモノラル・テープレコーダー(当然オープン・リールでげす)しか無かったそのスタジオですが、そこにいたミュージシャン、David Briggs( kbd.)、Dan Penn( songwrite & prod. ─Otis Redding、Aretha Franklin、Percy Sledge、Solomon Burke等に曲を提供)そして Jerry Carrigan( ds)などにキタエられ(?)徐々にウデを上げてったみたい。

1962年の秋には Rick Hallが新しい大きなスタジオを Muscle Shoalsの近くに建て、それを機に Johnsonはそこに就職しています。
と言っても、当初はセッションだけじゃなく、電話の応対から書類の整理まで雑用も一手引き受けだったみたいだけど。
その頃の彼のギターはセッションマンとしちゃイマイチだったよーですが、彼の作ったバンド、the Del-Raysでは、後の FAMEのセッションの仲間となるドラムの Roger Hawkinsが一緒でした。
しばらくして、リック・ホールお抱えだったリズム・セクションが金銭上のトラブルからごっそり Nashvilleに移ってしまったため、その後を引き受けて、史上有名な「FAME rhythm section」となったのが、そのバンド、ってえことになります。

メンバーは、オルガンの Spooner Oldham、ドラムに例の Roger Hawkins、そしてベース Junior Lowe、これに Fine-Cutギターの Jimmy Johnson。
それからほぼ 2年間、地道に Joe Texや Percy Sledgeといった顧客のためにバッキングを練り上げてったんですが、そのパーシー・スレッジの1966年春のヒット「男が女を愛する時」が世に出たことにより、 Atlanticの Jerry Wexlerの注意を惹くこととなったのです。
そしてさっそく Wilson Pickettを FAMEに送り込んだっつーワケ。
その結果が、あの有名な「Land of a Thousand Dances」と「Mustang Sally」なのよねん。
とーぜんヒットいたしましたです、ハイ。
そして、ここに Atlanticと FAMEとの固い結びつきが生まれたんですねえ。
そして1967年、Wexlerは Aretha Franklinも FAMEに送り込み、「I Never Loved a Man( The Way That I Love You)」と「Do Right Woman」のダブル・サイド・ヒットっちゅう果実を手にすることになります。
後にはウェクスラーはリック・ホールを説得し、レコーディング後のミックス・ダウンやオーヴァー・ダブなどのために FAMEのスタジオ・ミュージシャンを「場合によっては」ニューヨークまで連れて行けるようにしました。
Arethaの成功によって Jimmy Johnsonはチョー人気セッション・ギタリストとなり、その後も次々と George Bensonやら Wilson Pickettそして David Clayton Thomasなどのバックを務めています。

だがしか〜し!1969年の 4月、彼らの仕事に対する会社側の評価の低さ(特に金銭面やね)からジョンスンは、ベースの David Hood、ドラムのお馴染み Roger Hawkinsそしてキーボードの Berry Beckett(なんでかニホンのサイトじゃ「Barry」Beckettと間違った名前が通用してますが。中にゃ Becketってのもあったなあ)とともに FAMEを去り、独自に「Muscle Shoals Sound」をかってのボス、リック・ホールの FAMEスタジオからほど遠くないところに設立したのでございます。当然、最初の顧客は Atlantic Recordsでした。

その後、Jimmy Johnsonは Boz Scaggsや the Rolling Stones、Paul Simon、Leon Russellそして Cherなどでギタリストあるいはプロデューサーとして(時には両方)登場し、Rod Stewartや Traffic、Johnny Riverに Bob Segerなどは Muscle Shoalsまで出向いて、そのリズム・セクションをサウンドにとりこんでいます。
また彼自身もスタジオのみではなく、Otis Rushや James Taylorのライヴにも顔を出しているのでございますよ。



reserched by Othum: Blues After Dark


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by blues-data | 2005-09-08 23:07

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