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John Watkins
John Watkinsの資料ですが、いまのとこ、めぼしいものには出会っておりません。
これも Alligatorの The New Bluebloodsのライナーによれば、サウスサイドの(いまはなき) Theresa's Loungeの「影」の中からミュージック・シーンに登場して来たのが 33才の時だ、といいますからブルース業界では(?)若いデビューだったんですねえ。

その Theresa's Loungeのハウス・バンドに所属していたようですが、1973年には Willie Dixonのギタリストとして、以後 7年間を勤めたそうですから、えどすりちゃまのサイトの Sweet Home Chicagoの Billy Branch Interviewで彼が 1974年以降に Willie Dixonのバンドに 5年間いて・・・と語っておられますから、それでいくと John Watkinsはんと Billy Branchはん、「同時に」 Willie Dixonのバンドに在籍してた期間があるんじゃないでしょか?
あ、ついでに、Willie Dixonのバンドに入るために抜けた John Watkinsのアナを埋めて Theresa's Loungeのハウス・バンドに入ったのは John Primerで、ほぼ 5年間、務めておりますよん。

この John Watkins、Jimmy Johnsonっての「叔父さん」だったんですねえ。
ま、 Jimmy Johnsonについちゃあ、その時も書きましたが、同姓同名ながら Muscle Shoalsに「もっと有名な」 Jimmy Johnsonがいて、ちとブが悪いのでございますが。
その Jimmy Johnsonのバンドにも加わっていたようですが、その他にも James Cottonにも参加していたようですよ。
1984年のヨーロッパ・ツアーの際におフランスで録音したデビュー・アルバム Here I Am( Blue Phoenixレーベル)ってのがありますが、ワタクシ、それは聴いたことがございません。

さて、江戸川スリムさまから貴重なエピソードが寄せられております。
氏からはそれまでにも Valerie Wellingtonが、1992年の Kingston Minesで、その場ではただひとりの日本人だった彼のために憂歌団の「嫌んなった」を唄ってくれたこと(「嫌んなった」は、日本で発売されたライブ盤とスタジオ盤に収録されています。「スキヤキ」も歌っております。by 江戸川スリムさん)、Dion Paytonがロック・バンド顔負け(?)の爆音でAll Your Affection Is Gone をやってたハナシ・・・
もしかすっと、今日の John Watkinsについてもステキなエピソードが寄せられるかも?
・・・なんて言ってたら、ホントにちゃんと情報を寄せていただきました。以下の情報です。

『で、John Watkins さんですが、実は1991年に来日しているんですよ。
ルイス・マイヤース&ニュー・エイシズという怪しいバンドで。

「オレはブルースを演奏するけど、一つのスタイルに押し込めて欲しくないね」
「いつもヴァーサタイルでありたい」

と申しておりました。

1953年シカゴ生まれ。
ドラマーとしてスタートしたけど、そのドラムはなんとか・ユース・ファウンデーション・センターとか言うところで学んだそうです。
とにかく、ブラック・コミュニティで子供達にポジティブな活動を奨励している団体です。
その時、James Brownのバックを務めたって自慢してたっけ。』

・・・ありがとうございます!



reserched by Othum: Blues After Dark


by blues-data | 2005-09-10 10:00

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